今、もっとも大切なことは、日本人の精神の問題である。
ニュースを見てても日本人の精神構造がゆがんだものになっているのでは・・・と思わされることがたびたびある。
システムの問題があるのではないか。
たとえば、自治体の首長も地方議員も永田町の議員会館や霞ヶ関の官庁を訪れ、地元への公共投資や補助金の交付など、ひたすら陳情するということを行なってきた。
このため、国会議員の多くは、国が国として行なう仕事はそっちのけで、地元利益の代表、特定産業・企業の利益代弁者のような活動に専念するようになってしまった。
また、霞ヶ関の官僚のなかには、自分たちこそ国の支配者であり、なんでも自分たちの好き放題にしてよいと勘違いするウスラトンカチすら出てきてしまった。
だから、癒着や汚職が起こるのだ。
国民の方も、自立心と責任感が薄れ、「甘え」の精神「あきらめ」「無関心」が蔓延してしまっている。「おカミのすることだから」「おカミがなんとかしてくれる」「何をいっても変わらない」といった意識が怖い。
もちろん、政治家、官僚、国民のすべてがこのような状況にあるといっているわけではない。
しかしながら、国の指導者である政治化が特定利益にとらわれ、公のために働く官僚が驕り」、主権者である国民が自立心をなくしていては、せっかく戦後の貧困の極みから這い上がって築き上げた今日の日本の繁栄も将来にわたって維持できるとは思われないのである。
これからは、地方主権がいい。
伴化成工業所に対するお問い合わせはこちら