どこの街でも行政にモノを申す方法がいくつかあるが、担当窓口と話をしていても埒が明かないときは、トップに直接声を伝える方が話が早い。
ここが問題なのだが、役所は公平性を重んじ、前例主義であるため、組織はトップからの指示がないとなかなか臨機応変な対応ができない。
だが、行政のリーダーは住民から直接選ばれるため、住民の声には敏感だからである。
私の経験上、行政で一番住民から遠く、今の時代になっても「お上」のようなぶっきらぼうな対応をするのが、国の出先機関だ。
たとえば、自分の車を個人で車検に通した人は経験があるだろうが、陸運局の窓口で手馴れた車検ディーラーと一緒に並んでいると、不慣れな個人車検のユーザーが書類に不備が少しでもあったら大変ひどい仕打ちに遭う事が多い。
かなりのバッシングにあった社会保険庁も同じようなものだったかもしれない。
行政にモノを言う人は全体から見れば実はそう多くはない。
だからこそ、1人の声は非常に大きいものだ。
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