トレーニングにかぎらず、何か自分を律する習慣を持つことは、ビジネスで成功するための必修条件と言われています。
それは、たとえば茶道でも書道でもいい。簡単ではないこと、ある程度厳しいことなら、どんなことでもいいようです。
政治家や財界人には、柔道や合気道、剣道などをしている人が多い。仕事とは別に自分を律する方法を確立しているのだろう。なにか一つのことに打ち込んできた人は、やはりメンタルタフネスが秀でていると感じる時があります。
経営者には茶道をする人も多いです。
茶道とトレーニングには共通点があるのです。
お茶室の出入り口をにじり口と言いますが、ここはしゃまがないと入れないほど小さくつくってあります。一説によれば、腰に刀を差したままでは茶室に入れないようにするためだといいます。茶室に入れば別に殿様だろうが侍だろうが関係ない。一人の人間と人間がお茶をはさんで相対するだけです。
これは、トレーニングと同じ感覚になります。
トレーニングにもっていけるのは自分の肉体だけです。トレーニングをしているときは、仕事や俗世間とは切り離され、自分の肉体と向かい合うことしかないのです。
私は、この部分が非常に気にいっています。
アメリカのエクゼクティブの間では肥満は問題外、単に痩せているだけではなく、トレーニングによって体を鍛えるのがもはや常識になっている。
太っているのは自分自身をコントロールできないとされ、そんな人にリーダーとして他人を率いていけるわけがないと見なされる。
逆に、鍛え上げた体は、その人がタフで、自制心を備えていることの証ということになる。
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